ボーカルレコーディング時のヘッドホンについての話 SONY MDR-900ST
ボーカルのレコーディングではヘッドホンをして歌います。
そうじゃない場合もまれにありますが
99%ヘッドホンをモニターとして使います。
一般的にレコーディングスタジオで使われているのは
SONY MDR-900ST(以下900ST)という機種が有名ですよね(上の写真のやつ)
この900STはソニースタジオで開発改良されたものなのでよくできていますし
日本では定番中の定番のヘッドホンになります。
最近ではもっと新しいヘッドホンのほうがモニターに向いている、低音の再現が良いなど様々な意見や思考があると思うのですが
ボーカルのレコーディングではやはり900STは別格と思われます。
ボーカルのレコーディングで900STが選ばれる理由を個人的にまとめてみます。
理由その1 "遮音性がちょうどよい"
録音では音が漏れてマイクに入ってしまわないように密閉型を使いますが
最近の低音まできっちり聞こえるタイプは遮音性が高いものが多く
音漏れが少ない代わりに自分の声も聞こえません。
そのあたりが900STは自分の生声が程よく聞こえるので 歌いやすさ という意味ではちょうどよいバランスになります。
理由その2 "数が複数ある"
持ち込みや特殊なヘッドホンで録音をすると 片方聞こえなくなったなど
何かのトラブル時に代えがありません。
そういう意味でも幾つかスタジオに置いてある900STを使用するという意味があるように思います。
理由その3 "軽い"
ボーカルのレコーディングでは合わせると1日で数時間ヘッドホンをつけっぱなしになるので軽いという事は意外と重要です。
理由その4 "修理がしやすい"
耳にあたるパッドなどがボロボロになってきたりコードの断線、ドライバーの故障などが起きた場合にパーツごとに買うことができるので修理が簡単です。
スタジオ使用に向いているという理由があります。
理由その5 "ビジュアルが定番"
音とは関係ないのですが昔からPVなどでレコーディングの映像には900STが多く使われています。
SNSに「レコーディング中」とかで写真をアップする時にも900STを使っていると プロっぽさが増します。
見た目なんて関係なさそうですが 意外と重要な要素ですよね。
以上
レコーディング用にマイヘッドホンを考えている人も900STを導入してみてはいかがでしょうか?
おわり
ボーカルのレコーディングに最適なスタジオ
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